トレースをする時は、まずガラスに白いレイアウトペーパーを貼り付けたスクリーンを用意しておいて、作品にするポジフィルムをプロジェクターからスクリーンへ投影するんです。
ぼくはプロジェクターとは反対側に座って、撮影時とは反対になっている写真のトーンラインを3Hの鉛筆でトレースしていくんです。
トーンラインは大抵フリーハンドで描いていって。この時に自分の絵にとって不必要なもの。例えば、電線や人なんかを取り除いて、自分のイメージに作りあげていくんですよ。




トレースしたレイアウトペーパーをケント紙、そう・・・原画のベースとなる紙に貼り付けて、トレースした鉛筆の線をスタイラススティックで擦り付けていくんです。
そうすることで、レイアウトペーパーからケント紙に鉛筆の粉が転写されるんですよ。




トレースダウンしたら、ケント紙に転写された鉛筆の線上に0.3mm.のロットリングでスミ線を描き入れていくんです。




スミ線画が描き終わったら、パントンオーバーレイをスミ線通りに切り取って貼り込んでいきます。
色の指定は、あらかじめ明彩度差をシステムで段階つけていて、「夕方の空」や「朝焼けの空」、金属質やクロームメッキの場合のルールなんかを細かく決めているんです。
そのルールに従ってパントンを貼り終えたら、原画作品の完成!

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